三菱重工パワーインダストリー POWER of Solution

建築廃材を有効活用する木質系バイオマス発電

2022-10-20

建築廃材が再生可能エネルギーである木質系バイオマス発電の燃料として活用できることをご存じの方もいらっしゃるでしょう。しかし建築廃材はその特性から、利用の際に注意しないと発電設備を傷めてしまったり過度のメンテナンスが必要となったりする可能性があります。しかし三菱重工パワーインダストリーの木質系バイオマス発電設備ならその心配を最小限に抑えることができます。

建築廃材を有効活用する木質系バイオマス発電

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建築廃材をバイオマス発電用燃料として活用するためには工夫が必要

建築廃材 ウッドチップ バガス PKS RPF 製紙スラッジ 廃タイヤ

木質系バイオマス発電の燃料には樹木の伐採や造材の際に発生した枝や葉、未利用材(間伐材等)や製材工場等から出る樹皮や屑、建築廃材等を木質チップや木質ペレットに加工したもの、そして建築廃材そのものがあります。

国土交通省のH30建設副産物実態調査によれば、建設廃棄物の排出量の総量は7,440万トン、その内の建設発生木材(建築廃材)は553万トンで、既にこの建築廃材の多くがバイオマス発電の燃料として活用されていますが、建築廃材を木質チップや木質ペレット化せずにそのまま使用する場合、石や細かい金属片(建具や針金)等の不燃物が大量に含まれるため、安定したプラント稼働を行うことが困難になるケースがあります。

しかし三菱重工パワーインダストリーは建築廃材をチップ化・ペレット化せずに燃料として使用するために数々の工夫を凝らしています。

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建築廃材を有効活用するための仕組み

三菱重工パワーインダストリーの木質系バイオマス発電設備は、ボイラ内に空気を送り、砂を流動させながら燃焼させる流動層ボイラを採用しています。 ボイラ内に空気を送る仕組みには散気管というパイプを横に並べそこから空気を吹き出す散気管方式と、ボイラ底の平面に空気吹き出し口を並べる空気ノズル方式があります。

もともと、当社は不燃物が多く含まれる「ごみ焼却用散気管方式ボイラ」も多く手掛けてきたため、両方式を熟知しており、どちらのタイプにもノウハウを持っています。 当社の過去の経験から、不燃物を多く含む建築廃材用としてはメンテナンスも容易な散気管方式を採用し、かつ散気管の配列やボイラ底部に独自の工夫を加えて、不燃物が取り出し易く、建築廃材を効率良く燃焼させられる高性能ボイラを実現しました。

名古屋港木材倉庫株式会社様 NPLWバイオマスパワープラント

三菱重工パワーインダストリーが発電設備を手掛け、2022年2月から稼働をスタートさせた名古屋港木材倉庫株式会社様が運営する名古屋市内にある「NPLWバイオマスパワープラント」は、上述の仕組みを持つボイラを主機とし、 名古屋市内の公園、街路樹や一般家庭から集められた廃木材・せん定枝葉や家屋解体時に生じる廃材などの一般廃棄物を主燃料(全体の約85%)に、一般家庭約4,000世帯分にあたる年約1,330万kwの電気を生み出しています。

これにより名古屋市が焼却処分する一般廃棄物の量を年2万5千トンも減らすことができます。まさに理想的な地産地消・地域循環型の木質系バイオマス発電設備です。

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木質系バイオマス発電の知識がなくても安心のワンストップサービス

建築廃材を利用した木質系バイオマス発電に興味を持ったとしても何から始めたらいいのか分からない。そんな地域や企業様も多いことでしょう。しかし三菱重工パワーインダストリーならゼロからお客様と一緒にご希望の木質系バイオマス発電設備を実現することが可能です。
お問い合わせをいただいたら知識と経験豊富な営業担当者がお客様のご希望を丁寧にヒアリングし、開発技術者と共に最適なソリューションをご提案します。そして設計から建設、試運転、納入までワンストップで提供し、納入後のアフターケアもホームドクターのように寄り添います。

エネルギーの地産地消化、そして持続可能な社会の実現を目指して、私たちは皆様と共に歩んで参ります。

参考:建設廃棄物の排出量及び最終処分量の動向(H30建設副産物実態調査結果より)(http://woodrecycle.gr.jp/kokkousyou.pdf
名古屋港木材倉庫株式会社様(https://meimokuso.co.jp/business/biomass
中日新聞 令和4年5月27日(金)

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