技報 Vol.4 [2019] 既存の技術をブラッシュアップし、さらなるアイデアを加え続ける
産業用ボイラの漏えい事例と最新の検査手法
表紙写真:西風新都バイオマス発電設備 太平電業株式会社殿提供
1. はじめに
産業用火力発電プラントのボイラ伝熱管では、管内面側のアルカリ腐食による広範囲減肉や酸素腐食による局部減肉の発生が懸念され、減肉が進行すると漏洩トラブルに至る場合がある。従来の伝熱管連続肉厚測定技術である超音波を用いたインナーUT技術は、腐食反応により生成したスケールの影響により管内面減肉の検出は困難であるため、伝熱管の一部を切断してファイバースコープ等を挿入し、目視にて検査していたが、目視検査による評価は定性的であることから、定量評価が可能な検査技術の開発が求められている。そこで、三菱日立パワーシステムズが開発したECT(Eddy Current Testing :渦流探傷試験)を用いた検査手法を産業用ボイラに展開した。以下、開発装置の特徴と検証状況について紹介する。
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