三菱重工パワーインダストリー POWER of Solution

廃プラスチック混焼燃焼解析技術

表紙写真:西風新都バイオマス発電設備 太平電業株式会社殿提供

1. はじめに

離島では観光客の増加などによるごみ処理が大きな問題である。リサイクルによる選別でごみの減量化が進む一方で、島外搬出を海上輸送で行う必要があるなど特有の問題もある。容器包装リサイクル法対象のプラスチック類の選別により減量化を進めているが、対象外のプラスチック製品も多く、不燃ごみとして埋立処分が行われ、埋立処分場の寿命をひっ迫させている。
当社では既設流動床式ごみ焼却施設においてプラスチックごみ(廃プラ)を焼却処理できるように改造することで、最終処分場の埋立負荷を低減し、最終処分場とごみ焼却施設の延命化を図る手法の検討を行っている。可燃ごみ及び粗大・不燃ごみに含まれる廃プラは、成分が雑多で塩化ビニールなどの混入もみられるため、燃焼時のダイオキシン類排出抑制が重要である。ダイオキシン類は炭素で構成されるベンゼン環に酸素や塩素が結合したものであり、排出抑制には、焼却時の未燃炭素成分の低減が課題となる。廃プラ混焼を可能とするため、未燃炭素成分の低減に着目した焼却炉の燃焼解析を行ったので紹介する。

続きはPDFでお読みいただけます。

技報/資料をダウンロードいただくにはIDとパスワードが必要です。
以下のフォームからお申し込みください。

※IDとパスワードをお忘れの方は再度お申し込みください。

※お申し込みいただいた方にはメールニュースをお送りしております。資料の公開情報やウェビナーのお知らせなどをお送りいたします。メールニュースのお申し込みはこちらから。