近年、化学工場等で生成する多量かつ高濃度の副生水素のボイラでの利用や、化石燃料を水素燃料に変更又は混焼することによる低炭素化・脱炭素化のニーズが高まっている。
2020年7月にNEDO助成事業「大規模水素エネルギー利用技術開発」に採択され、昨年度発行の技報(Vol.6(2021))で「センターファイアリング型水素焚きバーナの開発」について報告した。ボイラの燃焼方式はフロントファイアリングや対向燃焼に対応する噴流燃焼方式と旋回燃焼方式に大別できる。噴流燃焼方式ボイラ用バーナとしては昨年紹介したセンターファイアリング型バーナ(C型バーナ)の他に大容量化が可能なマルチスパッド型バーナ(M型バーナ)がある。また旋回燃焼方式ボイラ用バーナとして矩形型バーナ(K型バーナ)がある。当社ではあらゆるボイラに水素燃焼技術を適用するために水素焚きM型バーナ及びK型バーナの開発を実施したので、本報ではM型及びK型バーナの試験結果を報告後、3種類のバーナを総括評価する。
技報 Vol.7 [2022] 技術開発が、真の脱炭素化と社会貢献を実現する
各種燃焼方式ボイラ用の水素焚きバーナの開発
表紙写真:名古屋港木材倉庫株式会社殿納NPLWバイオマスパワープラント及びJFEチール株式会社殿納ボイラモジュール
1. はじめに
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