日本国内における火力発電プラントなどの保守、保全、管理において、3Dレーザー計測データを活用する動きが広がっている。
高度経済成長期に建設されたプラントは、運転開始から30年、40年以上経過するものも増えており、設計寿命が近くなっているプラントも少なくない。一方で、これまで現場を支えてきた熟練作業員の引退が始まり、少子高齢化で作業員の確保が年々難しくなりつつある。
そこで、3Dデジタル技術によるサービスでプラントをデジタル化（3Dグラフィック化）することで、プラント全体を鮮明な映像と360°視点で容易に確認を可能にする技術は、安全性を確保しつつ綿密な工事計画や保守・保全管理、設計検討に活用でき、更なる生産性の向上に貢献することが期待されている。
ここでは、最近の3Dグラフィックの、プラント工事計画への活用案について紹介する。