ソーダ回収ボイラは、製紙工場のパルプ製造プロセスで発生する廃液(黒液)を燃料とする設備である。黒液はボイラに投入され、黒液中の有機分(可燃分)の燃焼により蒸気を発生させるとともに、黒液中の無機分(ソーダを主成分とする蒸解薬品)をスメルト(溶融塩)として、還元回収しパルプ製造プロセスで再利用される。このようにソーダ回収ボイラは、黒液の燃焼により得られる熱エネルギーの有効利用だけでなく、パルプ製造プロセスで利用するソーダ成分の回収も行っており、パルプ製造工場の中で重要な役割を担っている。なお、黒液は木質チップ由来の燃料であるため、再生可能エネルギーと位置付けられている燃料である。
三菱重工グループでは、これまで国内外含めてソーダ回収ボイラを100機以上納入しており、現在も多数のお客様にご利用いただいている。本報では当社におけるソーダ回収ボイラに関する取り組み状況やお客様ニーズに応える技術について紹介する。
技報 Vol.9 [2025] 技術の開発でカーボンニュートラルに貢献
ソーダ回収ボイラの最新動向
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