ウェビナーの中でいただいたご質問について回答を順次掲載しております。
皆さまの疑問解決の一助となりましたら幸いでございます。
【2025年3月4日開催ウェビナー】
ボイラーにおける水素利用の課題と水素燃焼技術開発最新動向
質問一覧
サプライチェーン
- 1水素の供給体制カーボンニュートラル達成には、水素ボイラーに限らずCCU等においても、CO₂フリーの水素が広く・安く供給される必要があると思いますが、水素を使うお立場の御社としましては、それはいつ頃になるとお考えでしょうか。
- 2水素の供給体制水素供給網の今後の動向
- 3水素の供給体制ガス水素を燃焼する手前の水素の運搬や貯蔵方法(ガスか液体か)、液体水素の場合の気化はどの様にするのか?
- 4水素の供給体制・自己紹介:ボイラー自体が不案内な材料研究者です。現在、水・資源循環の調査業務を行っております。
・原料となる「水素」が国内外から十分供給可能について、現状と将来の両面からコメントを頂けると幸いです。
・国内外の開発動向、特に日本が技術的に進んでいるところ、遅れているところが分かるとありがたく存じます。
・今回ボイラーのお話ですが、可能でございましたら、イントロダクションかまとめの部分等で、工業炉として、水素炉と電気炉の得手不得手(メリットとデメリット)と将来展望までご意見を頂戴できますと幸甚です。その中で水素炉の立ち位置と期待と課題を系統的に理解する一助といたしたいと存じます。時間の関係もあるかと思いますので、イントロの全体概要で、少し言及頂けると助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。 - 5水素の供給体制小規模利用における課題も知りたいです。 水素の供給体制整備の状況と今後の見通しを知りたいです。
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1水素の供給体制カーボンニュートラル達成には、水素ボイラーに限らずCCU等においても、CO₂フリーの水素が広く・安く供給される必要があると思いますが、水素を使うお立場の御社としましては、それはいつ頃になるとお考えでしょうか。
水素の価格は2050年に20円/Nm³とされることが日本政府の目標として掲げられています。その段階になれば、十分にサプライチェーンも整い、安定的に安価な水素が広まると考えられます。それに先立ち、水素供給拠点整備が進めば、混焼利用という形を中心に少しずつ使用量が増加してくることを期待しています。
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2水素の供給体制水素供給網の今後の動向
水素インフラ設備の拡充は、国内においては拠点整備のFS事業という形で取り進められていくものと理解しています。
全般としては、グリーン水素の拡大とインフラ整備が進行中であり、国内外でサプライチェーン構築が進み、輸入・輸送技術の実証も進展。低コスト化と設備整備が課題で、政策支援を受けながら産業・発電・モビリティ分野での活用が加速する見込みです。 -
3水素の供給体制ガス水素を燃焼する手前の水素の運搬や貯蔵方法(ガスか液体か)、液体水素の場合の気化はどの様にするのか?
ボイラー向けバーナーへ導入する水素は、常温で取り扱うことができるガス(気体)として考えております。
運搬や貯蔵等については、各メーカ様にて取り扱われており、弊社からお示しすることはありません。 -
4水素の供給体制・自己紹介:ボイラー自体が不案内な材料研究者です。現在、水・資源循環の調査業務を行っております。
・原料となる「水素」が国内外から十分供給可能について、現状と将来の両面からコメントを頂けると幸いです。
・国内外の開発動向、特に日本が技術的に進んでいるところ、遅れているところが分かるとありがたく存じます。
・今回ボイラーのお話ですが、可能でございましたら、イントロダクションかまとめの部分等で、工業炉として、水素炉と電気炉の得手不得手(メリットとデメリット)と将来展望までご意見を頂戴できますと幸甚です。その中で水素炉の立ち位置と期待と課題を系統的に理解する一助といたしたいと存じます。時間の関係もあるかと思いますので、イントロの全体概要で、少し言及頂けると助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。水素インフラ設備の拡充は、国内においては拠点整備のFS事業という形で取り進められていくものと理解しています。また各国の状況に応じた技術開発が進められており、これらについてはNEDOなどの公開情報をご確認頂くとよろしいかと存じます。
弊社は工業炉を取り扱っておらず、ご希望の工業炉の展望について説明させて頂くことはできませんが、各々の特性を考慮すると水素炉は高温・還元雰囲気が得意、電気炉は制御性・クリーン性に優れるものと思われます。将来は用途・コストに応じて併存しつつ共に拡大が期待されます。 -
5水素の供給体制小規模利用における課題も知りたいです。 水素の供給体制整備の状況と今後の見通しを知りたいです。
燃焼利用を考慮する上での課題は、規模問わず共通と考えております。ただし、水素の発熱量が低いことによる設備規模のサイズについては、大きな課題では無くなるものと考えます。
水素インフラ設備の拡充は、国内においては拠点整備のFS事業という形で取り進められていくものと理解しています。
※いただいたご質問の内、事業及び技術上の機微事項にあたるものについては、どのような質問があったかも含め、記載を差し控えておりますのでご理解賜りますようお願い申し上げます。 なお、具体的な事業構想・案件をお持ちの上でのご質問の場合には、お問い合わせフォームから個別にお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。