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ボイラーにおける水素利用の課題と水素燃焼技術開発最新動向|QA

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ウェビナーの中でいただいたご質問について回答を順次掲載しております。
皆さまの疑問解決の一助となりましたら幸いでございます。

【2025年3月4日開催ウェビナー】
ボイラーにおける水素利用の課題と水素燃焼技術開発最新動向

質問一覧

技術

  • 21既存ボイラーとの差別化・技術的な課題水素利用時の課題

    ボイラーにおける燃焼利用時の課題とその解決手法について、ウェビナーにて紹介させて頂きました。

  • 22既存ボイラーとの差別化・技術的な課題水素燃焼における技術課題と、従来の燃焼技術との差異において考慮すべきこと。

    ボイラーにおける燃焼利用時の課題とその解決手法について、ウェビナーにて紹介させて頂きました。

  • 23安全性水素実機導入へのシステム構成例、安全基準制定例、運用管理方法など

    水素燃焼設備のシステム構成例として、弊社における水素燃焼実証試験設備を紹介させて頂きましたのでご参照下さい。

  • 24安全性水素の大量利用に興味あり。安全性は?

    水素の特性をとらえた計画とすることで、安全な設備を計画することが可能です。水素は、これまでも様々な分野で取り扱われています。

  • 25水素とアンモニアアンモニア燃焼の開発は行われていませんか?

    アンモニア燃焼技術の開発に関してもグループとして取り組んでいます。そのアンモニア燃焼技術を弊社でもボイラー向けとして活用することとなります。

  • 26水素とアンモニアCN燃料として水素に加えアンモニアにも注目していることから、アンモニア燃焼についても触れていただけるとうれしいです。

    アンモニア燃焼技術の開発に関してもグループとして取り組んでいます。そのアンモニア燃焼技術を弊社でもボイラー向けとして活用することとなります。

  • 27水素使用量今後の開発で、最小クラスの規模感はどのレンジ(蒸気量、水素ガス燃焼量)を目指しているか?

    実証試験に使用したバーナーは、水素燃焼量95Nm³/hであり、弊社バーナーとしては比較的小型のものです。また、この半分程度の容量のバーナーでも実証試験を行っております。なお、弊社で取り扱うボイラー向けとしては、これよりも小さな容量の適用は想定しておりません。

  • 28水素使用量水素消費量がどれほどなのか

    設備規模によります。既存燃料との概算比較としては、発熱量ベースで考えて頂けるとよいと思われます。

  • 29水素使用量必要な水素の純度はどの程度でしょうか

    ボイラー利用するための水素純度に制約はありません。

  • 30水素使用量メタン熱分解により製造した水素の場合(水素以外の大部分はメタン)、必要な水素純度はどの程度でしょうか。
    効率は落ちないのでしょうか。

    メタンなどとの混合状態でも問題無く使用可能です。
    燃焼効率という意味では、水素割合が高いほど、燃焼性が向上し未燃分(COなど)は発生しにくくなります。

  • 31水素使用量他の燃料と比べ、CO₂を排出しないこと以外に水素燃焼によるメリットはあるのでしょうか。

    水素は燃焼性が非常に高いため、幅広い運用範囲での安定運転が可能です。
    また比較燃料にもよりますが、腐食成分やNOx以外の環境汚染成分の発生がありません。

  • 32水素の供給体制水素利用の課題として過去に水素のインフラについて述べていただいておりました。
    出来ればインフラについても紹介いただければと思います。

    インフラ設備の拡充は、拠点整備のFS事業という形で取り進められていくものと理解しています。

  • 33NOx対策、臭気物ボイラ(バーナー)で副生水素を使用する際に、副生水素中の除去すべき微量成分と低減すべき濃度レベルは?

    供給設備内で滞留、閉塞や腐食を誘発するような成分には気を付ける必要があります。またボイラー内での付着や腐食を誘発する成分、NOx・SOx・ばいじんなど環境値を高める成分、燃焼灰・燃焼ガスに含まれ排出される重金属類等にも気を付ける必要があり、問題となるレベルと考えられればそれらへの対策を講じるか、供給時に除去頂く必要があります。

  • 34NOx対策、臭気物NOx低減を目的に、酸素富化燃焼の可能性はありますか?

    紹介した技術で実用に問題ないレベルへNOx低減が図れるため、現時点ではさらなるNOx低減のニーズは弱いものと考えます。さらなる燃焼性能の向上や、何らかの形で発生した酸素処理のニーズが強まる場合には、ご提案の酸素富化燃焼も模索される可能性があります。

  • 35NOx対策、臭気物空気比と燃焼温度は?

    弊社開発の水素燃焼技術では、拡散燃焼方式を採用しているため、炉内に噴射されるまでは水素は空気と接することはありません。炉内には燃料ガスを完全燃焼させるために必要な空気を投入します。一般的に、ガス燃料の燃焼利用時においては、炉内の空気比は1.1以下とされます。水素の場合には燃焼性が良好であり、空気比の低減が可能です。また、火炎温度が2000Kを超える温度域ではサーマルNOxが多く発生しますので、その範囲を狭めることを目的とした燃焼技術を紹介させて頂きました。

※いただいたご質問の内、事業及び技術上の機微事項にあたるものについては、どのような質問があったかも含め、記載を差し控えておりますのでご理解賜りますようお願い申し上げます。 なお、具体的な事業構想・案件をお持ちの上でのご質問の場合には、お問い合わせフォームから個別にお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。

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  • 第10回
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