三菱重工パワーインダストリー POWER of Solution

interview

「産業用ボイラ・蒸気タービン設備の予防保全と定期点検~お客様が抱える課題と当社の取り組み」ウェビナーの見所を紹介!

2023/12/13

三菱重工パワーインダストリーでは、発電設備や技術開発、安定稼働に向けた見守りサービス等に関するウェビナーを二か月に一回、開催しています。参加は無料でメールニュースにてご案内をさせていただいておりますのでご興味のある方はぜひ、ご登録ください。「登録の前にどんなウェビナーなのか具体的に知りたい!」という方はウェビナー第四回に開催された「産業用ボイラ・蒸気タービン設備の予防保全と定期点検~お客様が抱える課題と当社の取り組み」の動画をご覧ください。今回は本ウェビナーがどんな内容だったのか見所を講師のサービス事業部 サービス推進部 ソリューショングループ 主席技師(博士(工学))市原 太郎にインタビューしました。

「予防保全」「定期点検」の考え方を広くアピール

――第四回のウェビナー講師として「産業用ボイラ・蒸気タービン設備の予防保全と定期点検~お客様が抱える課題と当社の取り組み」についてお話されましたが、改めましてこのウェビナーのテーマと見所を教えてください。

市原:主に産業用ボイラーや蒸気タービン設備をお持ちの関係者の皆様に対して、安定・安全な運転を継続することがいかに重要であるかということを「予防保全」「定期点検」の観点からご説明しています。三菱重工パワーインダストリーはこれらに対して優れた技術を持っておりますので、そこについてお話できる範囲でアピールし、皆様にファンになっていただければという想いでお話させていただきました。

――すでに産業用ボイラーや蒸気タービンをお持ちの皆様がターゲットだったのですね?

市原:厳密に申し上げますとそれ以外の方々もいらっしゃいました。例えば保守を請け負っている業者や建設業の皆様です。それらの方々はお客様からの依頼を受けて工場全体の保守や整備を行っておられるので、ボイラーやタービンに関する課題に直面された時に弊社に依頼しようと思っていただければと思います。他には、一般社団法人 火力原子力発電技術協会や一般社団法人 日本ボイラ協会の関係者や会員の皆様です。これらの協会で私も講演を行ったりしておりますが、ここは労働基準法や電気事業法に基づいて定期点検の規格や指針を決めている機関になりますので、こちらに関係される方々に弊社の予防保全や定期点検の考え方や検査方法などを知っていただいて、それがそのような上流側の規格・指針に少しでも反映いただけることになれば、全国の産業用ボイラー・蒸気タービン設備の安定稼働に繋がると考えております。

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ますます注目されるアフターサービスの重要性

――特にどのような点をポイントにウェビナーではお話されたのでしょうか?

市原:「ボイラー・蒸気タービンとは何か」「何の目的で工場に設置されているのか」という程度は参加者の多くの皆様はご存じだったと思います。ですが、予防保全や定期点検の重要性については詳しく知っていらっしゃる方は少ない。そこで、予防保全や定期点検の本質を理解していただくことと、当社を頼っていただくことでメリットがあるということを実感していただけるようにお話させていただきました。

――具体的にはどういったお話になりますか?さわりを教えていただければと思います。

市原:産業用ボイラー・蒸気タービンにおいて致命的なのは「計画外停止」が起こってしまうことです。こうなると場合によっては工場全体がストップしてしまい、製品を作り出すことができなくなります。停止が一日ですめばいいですが、ボイラーやタービンは規模が大きいため、不具合が起こると不具合場所・原因の調査、補修に時間がかかる場合が多く、長ければ数か月の停止を余儀なくされてしまう。そうなるとお客様にとって大変な損失になります。そこで計画外停止は絶対に起こさないようにしなければいけない。そのために予防保全と定期点検が重要であるということをご理解いただけるように、実際の事例を交えてお話させていただきました。

――確かに工場がストップするということはそのまま企業の損失に繋がりますね。他企業ではなく、三菱重工パワーインダストリーに依頼するとメリットがあるという点はいかがでしょう?

市原:私たちは長年産業用ボイラー・蒸気タービンの開発・運用支援に携わってきて多くの経験・実績があります。それらの経験・実績を基に、細分化された独自の点検項目を持っています。さらに弊社独自の検査技術によって、より詳細にボイラーやタービンの設備の損傷具合などを診断することができます。現在、稼働している産業用ボイラーや蒸気タービンはたとえば1950年代、1960年代に建設されたものも多いです。長い年月使われているものですから、ますます検査が重要です。古くても修理をして長く使えればそれでいいわけです。そのため、アフターサービスの需要は増えています。これまでは主には弊社が建設したもののアフターサービスを行ってきましたが、近年はお客様のご要望に応じて、他メーカー様が建設した産業用ボイラー・蒸気タービンの予防保全・定期点検のお手伝いもさせていただくこともあります。

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熟練技術者がお客様を全力でサポートします

――定期点検を行いたいけれど、なかなか会社から予算が下りない…といったジレンマに現場の方が悩んでいる状況も少なくないと聞きました。

市原:そうですね。会社としてはなるべくお金をかけたくないと思うのは当然だと思います。ですから私たちは「なぜお金をかけてでも定期点検が必要なのか」という点をしっかりとお客様に説明して、現場の皆様が上長にもしっかり説明して納得いただけるようにお手伝いに行ったりもしています。お客様のお手伝いの仕方に「こうしなければいけない」という決まりはなく、それぞれのお客様の状況に合わせて臨機応変にサポートさせていただきます。

――マニュアル通りに行うわけではないのですね。

市原:アフターサービスのやり方に凝り固まったマニュアルのようなものはありません。三菱重工パワーインダストリーには熟練の技術者が多く揃っています。私たちにご相談いただければ、お客様と対話し、様々な角度からお客様のニーズに合わせて、お客様に安心して設備を運用いただくための最適なサポートをさせていただけると自負しております。ぜひウェビナーを視聴いただき保守点検の重要性を知っていただいて、興味をお持ちいただけたらお問合せいただければと思います。

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