三菱重工パワーインダストリー POWER of Solution

カーボンニュートラル社会の実現に向けて 今、企業に求められていること

2022/9/2

2021年5月「改正温対法」の成立により企業の脱炭素への取り組みの“見える化”が制定されました。政府として2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向け、企業への脱炭素に向けた取り組みが急速に求められています。

カーボンニュートラル社会への目標

球温暖化対策は世界で共通の課題となっています。そのため、脱炭素化を加速する必要があり、日本もその方向に大きく舵を切りました。政府は2050年までに排出されるCO2と吸収されるCO2の量を均衡にするカーボンニュートラル社会を目指すと宣言しました。

日本で排出されるエネルギー起源CO2の約10億トンのうち、産業分野からの排出は3分の1。ものづくり日本を支える企業の生産拠点・工場において使用されるエネルギーの早急な脱炭素化が、極めて重要な課題となっています。

企業が脱炭素経営に取り組むメリット

脱炭素社会の実現のためには、日常の家庭生活はもちろん、輸送、産業等、幅広い分野においての新たな取り組みと挑戦が、密接に関わってきます。どの分野においてもそれが欠けてしまえば、脱炭素社会を実現した未来が訪れることはないでしょう。しかし逆に言えば、全ての分野において、かつてない程のまったく新しい価値を生み出すチャンスです。そもそも日本は、現状でも世界トップクラスの環境保全技術を持っており、国内でのさまざまな取り組みは、すぐにでも世界中に拡大適用できる新しい貢献可能な分野です。

企業が脱炭素に取り組むことで、社会的な企業価値が上がるだけではなく、政府からの補助金や支援が受けられます。さらにエネルギーコストの削減が見込める可能性もあります。

火力発電のクリーンな燃料への転換~水素、アンモニア

三菱重工パワーインダストリーは「産業用火力設備」を提供する国内トップシェア企業として、ものづくり日本を「エネルギーの安定供給」という形で、長年の間支え続けてきました。

そして今、産業分野において脱炭素社会のスタンダードとなる「産業用火力設備」の開発を加速させています。現在の主な燃料である石炭を低炭素燃料の天然ガスへ、そして最終的には水素やアンモニアなどの脱炭素燃料へ。決して机上の空論だけではなく、今、目の前にあるエネルギー需要に責任を持って応えながら、段階を踏んだエナジートランジションを実施して、その先にある脱炭素社会の実現に貢献します。

さらに化石燃料を使用しない新たな「産業用火力設備」の開発と共に、地域社会としっかり手を携えながら、地球環境にも寄り添った「バイオマス発電設備」や「地熱発電設備」といった世界が注目するクリーンエネルギー源を積極的に提供します。

三菱重工パワーインダストリーは新規計画から製作、建設、試運転、そしてアフターサービスに至るまでを自社一貫ワンストップで提供し、お客様のご要望にお応えしていきます。あらゆる選択肢に対し取り組むことが真に責任ある社会への貢献だと思っています。ホームドクターのようにお客様に寄り添いながら、カーボンニュートラルを通じて接続可能な社会の実現に力強く取り組んでいきます

気になる事がございましたら
お気軽にご相談ください。

お電話:045-227-4951

カーボンニュートラル社会の実現に向けた技術開発力

地球温暖化対策は、人類が英知を集めて解決しなければならない大きな課題です。それは「石炭火力の即時停止」や「自然再生エネルギーへの全転換」と云った単純な話ではなく、国家のエネルギー安全保障の観点からも、あらゆる燃料の選択肢を捨てずに取り組むべき大切な事案です。

そして、それを可能にするのは技術開発力が必須です。

■三菱重工パワーインダストリーのプラントエンジニアリング事業の特長

  1. 設備の要であるボイラ・タービンに求められる高度かつ多様な構造・機能・性能が自社設計。
  2. 設備の新規開発・設計から、製作(手配)・調達、建設、試運転、納入、サービス(保守・メンテナンス、ソリューション提案)に至るまでのプロジェクト・マネジメント、総合的な課題解決をワンストップで提供可能。
  3. お客様のニーズに合わせて、各種素材、部品、設備の周辺機器を世界中から柔軟に調達。

三菱重工パワーインダストリーは、技術によって国内産業界のエネルギー安定供給を支えながら、カーボンニュートラル社会の実現に向けた省エネ・脱炭素化をしっかりと進め、真に責任ある社会貢献を目指しています。

未来に向けた企業の脱炭素への取り組み

2021年5月に「地球温暖化対策推進法の一部を改正する法律案」、略して「改正温対法」が成立されました。大きな変更点としては以下、3つが上げられます。

  1. 2050年までにカーボンニュートラルを実現する
  2. 地方自治体へ脱炭素の施策目標の追加
  3. 企業の脱炭素への動きの見える化

日本政府として「脱炭素」を企業に求める動きが加速しています。これにより企業として2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、どのような脱炭素の取り組みを行っているか具体的に提示する必要が出てきました。今こそ、世界へ向け一丸となって日本社会の脱炭素への取り組みを見せていくときです。

三菱重工パワーインダストリーは、本気で脱炭素へ取り組むお客様に寄り添い、希望を実現する経験と技術開発力があります。共によりよい未来社会へ向けて動き出しましょう。

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