三菱重工パワーインダストリー技報VOL.10[2026] ― 社長メッセージ
新しいエネルギー政策(第7次エネルギー基本計画)が策定され、産業分野においてもエナジートランジションに向けた実効性ある取り組みが求められています。三菱重工パワーインダストリーは、産業用火力設備の技術開発と最適なソリューション提案を通じて、この課題に取り組んできました。『三菱重工パワーインダストリー技報VOL.10[2026]』では、こうした取り組みに関する技術論文やプロジェクトの概要などを掲載しています。また発刊にあたり、冒頭の取締役社長 小林雅浩のメッセージでは、エネルギーを取り巻く最新動向を踏まえ、当社の使命と本号に込めた想いが語られています。以下にそのメッセージを掲載します。
『三菱重工パワーインダストリー技報VOL.10[2026]』発刊に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
昨年(2025年)2月、エネルギーの安定供給、経済成長、脱炭素の実現を目指し第7次エネルギー基本計画が策定されました。この計画では再生可能エネルギーの主力電源化、次世代エネルギー(水素、アンモニア、合成メタン、バイオ燃料など)の利用拡大、トランジション手段としてのガス火力の活用、温室効果ガスを2040年までに2013年度比で73%削減することを目標にすることなどが定められました。
三菱重工グループでは2022年にMission Net Zeroを宣言し、エネルギー供給側で脱炭素化を目指す「エナジートランジション」と、エネルギー需要側で脱炭素・省エネ・省人化を実現する「社会インフラのスマート化」の二つの領域の事業推進で、政府の50年度排出量実質ゼロよりも10年前倒しの40年度にゼロを目指しています。
当社三菱重工パワーインダストリー株式会社は、三菱重工グループの一員として、産業用火力設備ならびに再生可能エネルギーであるバイオマス発電設備や地熱発電設備などの開発・設計、調達、建設・試運転、そしてアフターサービスに至るまでのトータルソリューションを自社一貫ワンストップで提供しています。バイオマス発電設備や地熱発電設備は温暖化ガス排出量ゼロの設備であり、カーボンニュートラルな電源の拡大に貢献しています。既存の発電設備についても、トランジション手段として二酸化炭素排出量が多い石炭焚き発電設備を都市ガス、天然ガスといった燃料へ転換することにより排出量を低減することが可能です。また二酸化炭素を発生させない次世代エネルギーの水素燃料の利用を見据えて水素バーナーの技術開発にも取り組んでいます。
本号では、次世代エネルギーである水素バーナー関連の技術論文、トランジション手段であるガス焚き改造工事、バイオマス発電設備プロジェクトの概要などをご紹介いたします。
三菱重工パワーインダストリーは、産業用火力のホームドクターとして、技術の開発と最適なソリューションの提案によって、カーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
取締役社長 小林 雅浩
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