今回パキスタンにおいて、新設90t/hガス焚ボイラ設備を完成した。本設備は肥料プラントより発生する発熱量が低くかつ温度変動のあるWaste Gas (WG)を主燃料として運用されるボイラ設備である。バックアップ燃料として使用するNatural Gas (NG)も、ガス田から直接供給される燃料で、約70％のメタンと30％の不活性ガスが主成分である。蒸気温度制御範囲は、20%～120%MCR(MCR：ボイラ最大負荷）までの広範囲の要求に対応させた。
また、ボイラはASME Sec. I、圧力容器はASME Sec. Vlllのスタンプ付き、燃焼設備はEN 161（欧州規格）及びNFPA（米国消防協会）に準拠した。