産業用火力発電プラントの計画外停止の原因として、腐食や摩耗によるボイラチューブの減肉が多くの割合を占めていることから、ボイラチューブの残肉厚を定期的に測定して、予防保全的な肉厚管理をすることが重要であり、連続的な肉厚測定が行える水浸式超音波探傷法(以下、水浸UT)が行われている。
当社ではマルチセンサ型の水浸UT装置(マルチスキャン水浸UT装置)を開発し、これまで多くの二胴形ボイラヘ適用して、高い信頼を得ている。一方で、単胴放射形ボイラにおいては複雑な曲げのある長尺管で構成されていることから適用が困難であった。そこで三菱日立パワーシステムズ株式会社殿との連携により、単胴放射形ボイラヘの適用を可能とした新型マルチスキャン水浸UT装置を開発した。
以下、開発装置の特徴とその適用について紹介する。
技報 Vol.3 [2018] 技術を通じてお客様と誠実に向かい合う
単胴放射形ボイラヘのマルチスキャン水浸UTの適用
表紙写真:前橋バイオマス発電設備 株式会社関電工殿/前橋バイオマス発電株式会社殿提供
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