当社が製作・納入した産業用ボイラの中には運用年数50年を超えるボイラがあるが、適切な寿命評価とメンテナンスにより、長期間の運用が可能となる。中には同一部位の更新を2回経験し、更なる寿命延長を行っているボイラもある。
ボイラには大きく分けて4つの漏洩要因がある。その中でも過熱器管の長時間クリープに関しては劣化状況の監視により、漏洩の未然防止が可能である。その余寿命診断手法の一環としてクリープラプチャー試験（クリープ破断試験）がある。この度、当社で導入した単軸クリープラプチャー試験機の装置仕様および寿命評価手法への活用について紹介する。