三菱重工パワーインダストリー POWER of Solution

建設部門でのフィールドエンジニアリング業務の取組について

表紙写真: 大分バイオマス発電設備(大分バイオマスエナジー合同会社殿提供)及び水素燃焼バーナ火炎

1. はじめに

産業用発電プラントは、ボイラ、タービン、補機など単体機器と配管、鉄骨、電気計装品などのバルク製品により構成されている。
バルク製品は図面枚数や構成される部品点数が多い。特に配管は、使用する流体の種類や温度、圧力、使用環境により多種多様な材料を使用し、プラント内を縦横に敷設され各機器をつなぐ血管のような役割を担う重要な機器である。その性質上、ひとたび出図遅れや製品の納入遅延、施工中の不適合が発生すると、現地工事に多大な影響を与えるため、配管工事を制すれば現地工事全体を制する。
上記不適合を抑止し建設工事を整斉と進めるためのフィールドエンジニアリング業務について、配管工事での取り組みを例に、その狙いと期待する成果について紹介する。

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