三菱重工パワーインダストリー POWER of Solution

ライフル管水浸UT装置の開発

表紙写真:名古屋港木材倉庫株式会社殿納NPLWバイオマスパワープラント及びJFEチール株式会社殿納ボイラモジュール

1. はじめに

流動層ボイラは、化石燃料、木質バイオマス、製紙スラッジなど広範な燃料が燃焼可能であり、かつ高い燃焼効率、低い環境負荷を有している。一方で、炉内温度の制御のため設置する層内伝熱管が流動材により摩耗、噴破すると大きな事故につながる恐れがあるため、伝熱管の肉厚管理は適切に行われる必要がある。
ボイラチューブの肉厚管理は一般的に連続的に肉厚測定ができる水浸UT法が多く適用されているが、層内に設置される蒸発器管は冷却効果の高いライフル管が採用されていることから、管内面側からアプローチする水浸UT法の適用は難しく、肉厚管理には吊り上げ点検や人海戦術による点検が主であり、多大な労力とコストがかかる上、狭隘部の減肉見落とし等の課題があった。
このためライフル管を精度良く肉厚測定ができる技術を確立し、ライフル管で構成された蒸発器管の全長・全周を効率よく高い精度で肉厚測定可能な水浸UT装置を開発したので、その特徴と適用について紹介する。

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