技報 Vol.8 [2023] お客様とともにカーボンニュートラルを実現
植込みボルトめねじ非破壊検査
表紙写真:出光興産株式会社殿納 出光徳山バイオマス発電所
1. はじめに
蒸気タービンは、蒸気の持つ熱エネルギーを回転力として取り出し、発電機に動力を伝えて発電する機械である。高温高圧の蒸気に晒され長期間運転を継続するため、経年的な劣化は避けられないものとなっている。安全に運用を継続するには、大きな事故を引き起こさないことが重要であり、経年的な劣化を把握したうえで、適時適切な処置を行っていくことが必要である。例えば、定期点検において、目視や浸透深傷検査(PT)等の非破壊検査で劣化状況を把握し、それら劣化に対して補修や部品交換を行いながら運用していくことが挙げられる。なお、目に見えない部位に対しては超音波深傷検査(UT)を活用することが有効であり、当社では既に動翼を抜き取らずに翼溝の劣化状態を把握する手法を実用化し、動翼の飛散という大きな事故を未然防止している。この事例に加え、非破壊検査により大きな事故を未然防止するもう一つの手法について、以下に紹介する。
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