ウェビナーでいただいたご質問への回答を掲載しております。皆さまのご参考になれば幸いです。
【2025年11月20日開催ウェビナー】
自家発・産業用エネルギープラントのカーボンニュートラルに向けたソリューション
質問一覧
- 1 直近の石炭とLNG価格では、石炭からLNG100%の切り替え案はランニングコストへの影響が大きく、燃転化への投資判断ができないでいます。微粉炭焚きボイラーで石炭代替として木質燃料を投入している発電所もあるようですが、バイオマス燃料化への改造提案はありませんか。
- 2 新エネルギー(水素、メタノール、バイオエネルギーなど)への移行が取り上げられています。供給への懸念より、新エネルギーの開発は進むものの移行は遅れているように感じています。実情を教えてください。
- 3 脱炭素燃料のコストについてご教示ください。
- 4 微粉炭からの燃料転換に天然ガスがないのはなぜですか。
- 5 アンモニア混焼率を高めるための課題はなんですか。
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微粉炭焚きボイラーの木質バイオマス燃料投入の話がありました。木質チップあるいは木質ペレットの投入で石炭代替は可能ということでしたが、設備投資を伴わず、実際に対応できるプランを再度教えてください。例えば、どの燃料を使用し混焼率何%までなら既存設備で対応可能といった実績を教えてください。
また、木質ペレットを投入する場合でもイニシャルとして設備投資が必要ではあるが、ランニングで回収可能だと話させていました。その導入事例も含めて、具体案を教えてください。 - 7 NH3投入時のボイラー効率算出式で、投入熱量からNH3投入エネルギー量を減じることがなぜできるのですか。
- 8 水素燃焼でNOxが高いのは燃焼温度が高いためですか。
- 9 水素利用では石炭焚きと同様にGMFを設置し、AA投入が必要なようですが、このような設備を設置するのに、なぜ設備コンパクト化ができるのですか。
- 10 油・ガス焚きから天然ガスへの転換において、油タンクなど削減のことだけを説明されていましたが、天然ガスの貯蔵タンクの設置が必要ではありませんか。天然ガスの受け入れ設備が別にあり、そこからパイプラインで投入するにしてもパイプラインの設置が必要だと思うのですがいかがでしょうか。
- 11 油・ガス焚きから天然ガスへ転換する際、IDF撤去できないのはなぜですか。
- 12 油・ガス焚きから天然ガスへの転換で、SOx は0ppmとのことでしたが、天然ガスだから0ppmなのでしょうか。都市ガスの場合は、臭いを付けているので0ppmではないと思います。
- 13 石炭焚きから都市ガスへの転換において、蒸気噴射が必要なのはなぜですか。ガス燃料であれば不要ではないでしょうか。
- 14 石炭焚きから都市ガスへの転換では、バーナー燃焼特性が低いと思いますが、いかがでしょうか。
- 15 地熱利用で、還元井から地下に熱水を戻しているが、熱水を加圧する必要があり、かなりの電力を要すると思いますが、いかがでしょうか。
- 16 貴社ソリューションの詳細、また2050年に向けた展望について教えてください。
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- 直近の石炭とLNG価格では、石炭からLNG100%の切り替え案はランニングコストへの影響が大きく、燃転化への投資判断ができないでいます。微粉炭焚きボイラーで石炭代替として木質燃料を投入している発電所もあるようですが、バイオマス燃料化への改造提案はありませんか。
微粉炭焚きボイラーを、バイオマス燃料に変更する改造は可能です。ご要望いただきましたら、ご説明いたします。
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- 新エネルギー(水素、メタノール、バイオエネルギーなど)への移行が取り上げられています。供給への懸念より、新エネルギーの開発は進むものの移行は遅れているように感じています。実情を教えてください。
産業界の設備投資による負担増加などが生じ、方向性の予測、進捗状況の把握は容易ではありません。そのため、国による推進だけではNET ZERO脱炭素化への移行は難しいのではないかと考えております。
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- 脱炭素燃料のコストについてご教示ください。
水素燃料:150円~200円/Nm³
将来の目標:経済産業省は2030年までに334円/kg(30円/Nm³)
アンモニア燃料:2024年末から高騰傾向で数値化は難しい状況です。 -
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- 微粉炭からの燃料転換に天然ガスがないのはなぜですか。
微粉炭からの燃料転換にはLNG焚き(都市ガス焚き)、バイオマス燃料化があります。石炭から天然ガス(LNG化)への改造はウェビナー投影資料の16ページを、石炭から都市ガス(13Aなど)への改造はウェビナー投影資料の17ページを参照ください。
石炭からバイオマス燃料化への改造は、ご要望いただきましたら、ご説明いたします。
ウェビナー投影資料:16ページ
ウェビナー投影資料:17ページ -
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- アンモニア混焼率を高めるための課題はなんですか。
1)NOxの増加、未燃NH3への対策。
2)アンモニアバーナ部の窒化対策。
3)灰中未燃分の増加影響の有無。
4)灰中NH3含有有無。 -
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微粉炭焚きボイラーの木質バイオマス燃料投入の話がありました。木質チップあるいは木質ペレットの投入で石炭代替は可能ということでしたが、設備投資を伴わず、実際に対応できるプランを再度教えてください。例えば、どの燃料を使用し混焼率何%までなら既存設備で対応可能といった実績を教えてください。
また、木質ペレットを投入する場合でもイニシャルとして設備投資が必要ではあるが、ランニングで回収可能だと話させていました。その導入事例も含めて、具体案を教えてください。
微粉炭焚きボイラーにおいて使用可能なバイオマス燃料は、木質チップおよび木質ペレット(ホワイトペレットとブラックペレット)です。当社実績ですと、改造せずに投入可能な混焼率は、木質チップおよびホワイトペレットで5cal%程度、ブラックペレットで、20~30cal%程度です。
木質ペレット投入の改造案について、ランニングで回収可能と認識されるような発言をしてしまいましたが、木質チップおよび木質ペレット(ホワイトペレットとブラックペレット)は、石炭に比べ高価であり、ランニングによって設備投資の回収は不可と考えます。本件、お客さまに混合させるような発言をしてしまい大変申し訳ありませんでした。 -
微粉炭焚きボイラーの木質バイオマス燃料投入の話がありました。木質チップあるいは木質ペレットの投入で石炭代替は可能ということでしたが、設備投資を伴わず、実際に対応できるプランを再度教えてください。例えば、どの燃料を使用し混焼率何%までなら既存設備で対応可能といった実績を教えてください。
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- NH3投入時のボイラー効率算出式で、投入熱量からNH3投入エネルギー量を減じることがなぜできるのですか。
ウェビナー投影資料の7ページに記載しております、「省エネルギー上の効率UP」としての考え方と同様にNH3においてもエネルギーを除外することが可能という考え方です。
ウェビナー投影資料:7ページ -
8
- 水素燃焼でNOxが高いのは燃焼温度が高いためですか。
ご推察のとおりです。NOxが高くなるのは燃焼温度によるものです。
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- 水素利用では石炭焚きと同様にGMFを設置し、AA投入が必要なようですが、このような設備を設置するのに、なぜ設備コンパクト化ができるのですか。
水素焚きの設備コンパクト化とは、ボイラー設備自体ではなく水素ガスを高圧化することで、通常よりも供給配管や水素バーナーをコンパクト化できるものと考えております。
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- 油・ガス焚きから天然ガスへの転換において、油タンクなど削減のことだけを説明されていましたが、天然ガスの貯蔵タンクの設置が必要ではありませんか。天然ガスの受け入れ設備が別にあり、そこからパイプラインで投入するにしてもパイプラインの設置が必要だと思うのですがいかがでしょうか。
ご指摘のとおり、天然ガス化により貯蔵タンクや新たな供給配管(パイプライン)設置などが必要です。ですが石炭焚きに比べ、石炭船バースや石炭貯場、重油タンクを削減できるため、トータル的には固定費、スペース増加が見込めるものと考えます。
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- 油・ガス焚きから天然ガスへ転換する際、IDF撤去できないのはなぜですか。
再生式空気予熱器などを撤去することでIDF撤去は可能と考えます。IDF撤去する場合、FDF容量の見直し、老朽化した火炉、排ガスダクト耐圧部など、リスクを含めた検討が難しいため、既設のマテリアルバランスを変更しない方針をとっております。
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12
- 油・ガス焚きから天然ガスへの転換で、SOx は0ppmとのことでしたが、天然ガスだから0ppmなのでしょうか。都市ガスの場合は、臭いを付けているので0ppmではないと思います。
完全なSOx値は0ppmではなく、極少量は発生します。
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13
- 石炭焚きから都市ガスへの転換において、蒸気噴射が必要なのはなぜですか。ガス燃料であれば不要ではないでしょうか。
ガス焚き改造によりNOx規制値が厳しくなることから、蒸気噴霧の追設をしております。
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14
- 石炭焚きから都市ガスへの転換では、バーナー燃焼特性が低いと思いますが、いかがでしょうか。
ボイラー効率であればほぼ同等と考えています。
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15
- 地熱利用で、還元井から地下に熱水を戻しているが、熱水を加圧する必要があり、かなりの電力を要すると思いますが、いかがでしょうか。
ご指摘のとおり、地下に熱水を戻すため加圧する動力は要します。それらを、補機動力を含めたプラント効率として納入しております。
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- 貴社ソリューションの詳細、また2050年に向けた展望について教えてください。
三菱重工グループは2040年までにMISSON NET ZEROを宣言し、事業活動に関わる全ての地球温暖化ガスをネットゼロにします。2050年に向けさまざまな開発を実施している状況であり、お客さまのご要望に沿ったNET ZEROとなるよう実現化に向け取り組んでおります。
※事業・技術上の機微に該当するご質問につきましては、内容の有無にかかわらず記載を控えております。何卒ご理解ください。具体的な事業構想・案件のご相談は、お問い合わせフォームより個別にご連絡ください。