農畜産系バイオマス
読み仮名:ノウチクサンケイバイオマス
農畜産系バイオマスは、稲わらやもみ殻、未利用の作物残さ、家畜排せつ物など、農業・畜産活動から発生する有機性資源の総称です。これらは廃棄されるものですが、適切に処理すれば再生可能エネルギーや有用な資材へと変換できます。
主な利用例には、メタン発酵によるバイオガス発電や熱利用、堆肥・液肥としての土壌改良材、さらにはバイオエタノール、バイオディーゼルといった再生可能燃料の原料化があります。農畜産系バイオマスの活用は、温室効果ガス排出の抑制や廃棄物削減、地域資源の循環利用を促す、持続可能な取り組みとして注目されています。
農林水産省 大臣官房環境バイオマス政策課『バイオマスの活用をめぐる状況』
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/biomass/attach/pdf/index-192.pdf (令和7年4月)