ガスタービン発電
読み仮名：ガスタービンハツデン
ガスタービン発電は、燃料を燃焼させ高温・高圧の燃焼ガスを生成し、そのガスでタービンを直接回転させて発電する方式です。構造や作動原理はジェットエンジンに類似しており、主な燃料はLNG（液化天然ガス）ですが、軽油や重油も使用可能です。
起動が早く、出力調整もしやすいため、電力需要の変動に柔軟に対応できるのが特長です。蒸気タービンと組み合わせるコンバインドサイクル発電では、排熱を利用することで発電効率を高められます。一方、単独のガスタービン発電は排熱損失が大きく、効率が劣る傾向があります。燃焼時には窒素酸化物（NOx）を排出するため、環境対策も必要です。現在は高効率化や水素・アンモニアとの混焼技術の開発が進められています。
電気事業連合会ウェブサイト「ガスタービン発電」
https://www.fepc.or.jp/supply/hatsuden/fire/gas_turbine/
