グリーン水素
読み仮名:グリーンスイソ
グリーン水素は、太陽光や風力などの再生可能エネルギー を使い、水を電気分解し製造される水素です。製造時に二酸化炭素(CO₂)を排出しないことから、環境負荷の小さいクリーンなエネルギー源として注目されています。
グリーン水素を発電、産業用燃料、燃料電池車(FCV)など多様な分野で用いれば、脱炭素化に寄与できることは明らかですが、一方で、再生可能エネルギーの供給不安定性や水電解装置の導入コストの高さが課題です。
ブルー水素に比べて3〜8倍高価とされており(2023年時点、Material-expo調べ)、日本政府は「水素基本戦略(2023年改訂版)」において、2030年に30円/Nm³、2050年には20円/Nm³以下へとコスト引き下げを目標としています。今後の技術革新とコスト削減により、脱炭素社会実現の鍵となるでしょう。
資源エネルギー庁ウェブサイト「次世代エネルギー『水素』、そもそもどうやってつくる?」
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/suiso_tukurikata.html(2021年10月12日掲載)
山梨県ウェブサイト「グリーン水素とは? 将来性や山梨県における取り組みについて解説」
https://www.pref.yamanashi.jp/jyuutensesaku/hydrogen_and_fuel_cells/column/green_hydrogen.html(2023年1月29日掲載)