三菱重工パワーインダストリーでは、発電設備や技術開発、安定稼働に向けた見守りサービス等に関するウェビナーを2か月に一回、開催しています。参加は無料でメールニュースにてご案内をさせていただいておりますので、ご興味のある方はぜひ、ご登録ください。「登録の前にどんなウェビナーなのか具体的に知りたい！」という方は第一回に開催された「中小規模バイオマス発電向け気泡型流動床ボイラ（BFB）の特長 ―再エネ バイオマスの挑戦！―」の動画をご覧ください。今回は本ウェビナーがどんな内容だったのか見所を講師の基本設計課 主席技師　横山 康にインタビューしました。

見所はズバリ○○○○…！

――第一回のウェビナー講師として登壇されましたが、改めまして今回のウェビナーのテーマと見所を教えてください。

横山：これまでもバイオマス関連の展示会において、FIT（固定価格買取制度）によるバイオマス発電事業を考えていらっしゃる皆様方へ向けて講演を行って参りました。その中で特に申し上げてきたポイントは、“三菱重工パワーインダストリーは小規模バイオマス発電事業が得意である”ということです。三菱重工グループは、大規模な発電プラント建設を担っているというイメージが強く、２MWや７MWといった小規模のプラント建設を行っているという認知度が低い。そこで私たちのこれまでの納入実績や製品を改めてしっかりとお伝えしています。

――製品というと具体的にどういったものでしょうか？

横山：弊社の主力製品である気泡型流動床ボイラー（BFB）を中心としたバイオマス発電プラントです。昨今、FIT対象のバイオマスの燃料価格が高騰しています。言い換えれば、高品質のバイオマス燃料が入手しづらくなっている。

三菱重工のBFBボイラーは、1984年の商用第1号機を納入以来、様々な品質のバイオマス燃料に対してプラントをお納めしている経験から、それぞれのお客様が使いたい燃料に沿ったバイオマスプラントの開発ができる強みがあります。また、気泡型流動床ボイラー（BFB）は、燃焼効率が高く燃料使用量が少ないため、安定した出力で長期間発電できる特徴があり、これがバイオマス発電事業の成功の鍵になります。私たちの気泡型流動床ボイラーを用いたバイオマス発電システムでは、それが可能だということをウェビナーで詳しくご紹介しています。

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年度ごとに変化する国の制度

――どのような方にウェビナーを視聴してもらいたいと思いますか？

横山：新事業あるいは事業拡大として、中小規模バイオマス発電事業を検討中の発電事業者様。各種産業用メーカー各社様等、すでに弊社製品のユーザー様でバイオマス発電事業にご興味をお持ちの皆様でしょうか。必ずやお役に立てる内容になっていると思います。

――このウェビナーは約一年前のものになります。この当時から、国の制度や三菱重工パワーインダストリーの内情等、変化していることはありますか？

横山：はい。再生可能エネルギーの固定価格買取制度は国の制度の為、最近は年度ごとに要件や条件が変化するのが実情です。その都度、私たちはお客様に寄り添ってご希望の発電事業が実現するようにお手伝いいたします。ウェビナーをご覧いただいて弊社に少しでも興味をお持ちになりましたら、ぜひお気軽にお問合せいただければと思います。

――最後にバイオマス発電事業における第二回のウェビナーが開催されるとしたらどのようなテーマになりますか？

横山：そうですね…未定ではありますが、燃料代の高騰やボイラー燃料としての性状低下における弊社の対応や、バイオマス以外の燃料を混焼させるFITやFIP（変動買取制度）に頼らない新たなビジネスモデルの紹介。そしてBFBのバイオマス燃料以外の利用、産業用発電会社様に向けた燃料転換やCO²削減方法等も考えられると思います。ですが、まずは第一回をご覧いただいて、弊社に興味をお持ちいただければと思います。ありがとうございました。

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