多段燃焼方式
読み仮名:タダンネンショウホウシキ
多段燃焼方式は、燃焼プロセスを複数の段階に分けて行う燃焼技術の一つです。燃料と空気の供給を段階的に制御することで、燃焼温度を均一化し、燃焼効率を向上させるとともに有害物質、特に窒素酸化物(NOx)の発生を抑制します。一般的には、一次燃焼段階で部分燃焼を行い、その後の段階で追加の空気を供給して燃焼を完結させる方法が用いられます。多段燃焼方式は、ボイラーや焼却炉、ガスタービンなど、さまざまな燃焼装置に適用されており、環境負荷低減とエネルギー効率向上の両立に貢献しています。
出典:環境省「3. 業種別NOx排出対策技術・運転管理技術」
https://www.env.go.jp/en/water/wq/ine/pdf/tool/3_guideline-fixed%20sources-jp.pdf