三菱重工パワーインダストリー POWER of Solution

interview

三菱重工グループ女性エンジニア意見交換会開催

2024/11/6

女性エンジニア活躍推進のための意見交換会が三菱重工グループ全体で開催されました。参加した女性エンジニアは総勢8名。東海第二原子力発電所の視察という貴重な機会にも恵まれて女性エンジニア同士、率直で闊達な意見交換が行われました。2日間にわたって開催された交換会の様子をレポートいたします。

初めての原子力発電所視察に驚きの連続

女性エンジニア交換会は2日間開催されました。1日目は午後から集合して自己紹介などが行われ、2日目には午前中に2グループに分かれ東海第二原子力発電所を視察。午後は意見交換会が行われました。

原子力発電所を視察するのは全員が初体験だったため、その貴重な機会に様々な意見が出ました。その一部をご紹介します。

「通常プラントと異なり地下に建設をしていて驚いた」

「建設の手法は建設現場によって異なるということを知った」

「火力発電では考えられないような工法が採用されていて、多くの発見があった」

「“工程班”という工程調整専門の管理組織が組まれているのが印象的だった」

「建物の基礎を見て非常に強固な設備ができあがることが想像できた」

「安全通路の確保など安全対策が万全だった」

「整理整頓が行き届いていて声掛けも闊達で活気にあふれていた」

「スケジュールへの意識が高く、足場を埋め殺しにするなど数日間も惜しむ姿勢に感動した」

 

多くの意見と共に課題も浮き彫りになった交換会

女性エンジニア交流会はこれまでにも協力会社の方々と開催してきました(第1回第2回)が、三菱重工グループ全体では初めての試みでした。普段、別々の現場で業務にあたる女性エンジニアの皆さんですが、男性が多い現場で思うところもそれぞれで、同じ女性であっても感じ方や捉え方が違うということが改めて浮き彫りになりました。意見の一部をご紹介します。

「暑さ対策でかき氷を無料配布したり、ファン付きの作業着の配布があったりしたと知った」

「ズボンは生理などに対応した汚れが目立たない色が良いという意見があってその通りだと思った」

「男性の方が女性を意識していると感じる」

「女性でもできることなのに男性しかやらせてもらえないことがある」

「女性技術者のキャリアプランに関して、結婚や出産などを含めた様々なケースを知ることができてよかった」

「社内にはまだまだ女性エンジニアがたくさんいるので、多くの人が参加できるように機会を増やしてほしい」

「さまざまな意見が出たので実際に現場で改善提案を進めていきたいと思った。実行してうまくいったこと、失敗したことなどは次回以降の会で共有したい」

「女性に限らずいろんな立場の人が遠慮せずに意見交換できる場を設ける必要があると感じた」

「色々な意見が出ていたが時間が足りなくて解決や次のアクションをどうするかまで話すことができなかった」

「トイレなどの衛生面で、『こういう状況なのはしょうがない』と諦めている人たちもいたが、それは違うのではないかと思った。自分たちが『こうしたい』『こうありたい』ということが当たり前になるように諦めずに働きかけていきたいと思った」

「現場にいるから分かることがたくさんある。おかしいと思ったことには声を上げて色々変えていきたい」

「働きたい場所で働くために、良い環境をつくっていきたいと改めて思った。そのための第一歩にこの会がなったらいいなと思う」

 

「こうなって欲しい」が「当たり前」になるために

今回の交換会でも「時間が足りない!」という意見が多く出ました。普段感じている課題を意見としてその場で共有し合うだけではなく、実際に課題を解決するためのネクストステップをどうするか?交換会を発端として、三菱重工グループ全体で女性やすべての人が働きやすく、働きたいと思う現場にするための改善提案ができるように会を重ねるごとにステップアップする有意義な交換会にしていこうと熱い想いを共有しました。次回は2025年2月に開催予定です。

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