三菱重工パワーインダストリー POWER of Solution

水張りUT装置​

読み仮名:ミズハリユーティーソウチ

水張りUT装置(UT:Ultrasonic Testing)は、超音波探傷器及び超音波探触子で構成されています。管内に水を張ることで炉外側から炉内側の肉厚測定を超音波で測定する事が可能となります。回収ボイラの炉底管を点検するには、炉内側全面にキャスター(耐火物)が施工されているため、これまではキャスター除去(はつり)などの付帯工事が必要であったが、水張りUT装置を使うことで回収ボイラの炉底管の肉厚測定が短時間、低コストで行えるようになりました。

  1. 空気と燃料を混ぜた状態で燃焼するため、燃焼効率が高く、二酸化炭素(CO₂)や窒素酸化物(NOx)などの排出量を低減することができます。
  2. 燃料が細かく粉砕され、空気と一緒に循環させることで、燃料の燃焼が均一になり、燃焼温度の上昇によるNOxの発生が抑制されます。
  3. 無煙化燃焼により、従来のボイラーに比べて煙突の高さを低くできるため、建設費用が削減できます。

循環流動層(CFB)ボイラは、バイオマスからごみ固形燃料(RDF)まで、幅広い性状の燃料を安定して燃焼させることができ、高効率かつクリーンなエネルギーを安定的に供給します。 この燃料への多様性はCFB技術の最も得意とするところであり、地域のバイオマスや廃棄物を活用しながら脱化石燃料とCO₂排出削減に貢献します。

出典

回収ボイラ炉底管の水張りUT検査技術【定検工事期間短縮に貢献】 | 【Power of Solution】三菱重工パワーインダストリー ソリューションサイト
https://power-ids-solutions.com/energy/afterservice/afterservice-09/

水張りUT法による減肉調査手法の開発 | 新日本非破壊検査株式会社
https://www.shk-k.co.jp/technology/2010/水張りut法による減肉調査手法の開発/

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