三菱重工パワーインダストリー POWER of Solution

ロング水浸UTによる回収ボイラ炉底管の肉厚測定

表紙写真:信州ウッドパワーバイオマス発電設備 信州ウッドパワー株式会社殿提供

1. はじめに

回収ボイラは、製紙工場のパルプ製造プロセスの副産物である黒液を燃料として、発電用蒸気とプロセス用蒸気を発生すると共に燃焼により黒液から薬品を回収する役割を担う重要な設備であるが、下記の問題がある。
(1) 回収ボイラの多くがメンテナンスしながら長年運用されている。
(2) 生産設備の合理化により予備缶の廃止などがあり、計画外停止が許されなくなっている。
(3) 定検のエ程短縮が推進されている。
このような背景により、検査においては的確な診断とより一層の合理化が急務となっており、特に、黒液燃焼させる火炉炉底部の健全性の確認が重要な課題である。
このため、天井、前壁、炉底まで一気通貫で連続肉厚測定ができるロング水浸UT装置を製作し、実機に適用したので紹介する。実機適用にあたっては、新日本非破壊検査(株)殿に協力頂いた。

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