三菱重工パワーインダストリー POWER of Solution

翼溝

読み仮名:ヨクコウ

蒸気タービンやガスタービンにおいて「翼溝」とは、タービン翼(ブレード)をロータディスクに固定するためにディスク側に設けられた溝のことを指します。代表的な形状にはアリ溝やツリーロック溝があり、遠心力や熱膨張に耐えながら、ブレードを確実に支持する役割を果たします。
一方、翼表面に形成される微細な溝は、境界層制御や冷却膜の保持を目的として設けられますが、これらは通常「微細溝」もしくは「表面溝」と呼ばれ、「翼溝」とは区別されます。

出典

出典: J-GLOBAL『一段圧縮機特性に及ぼすステーター翼溝処理の影響に関する数値的調査』
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201002220455683672

財団法人機会システム振興協会/社団法人日本産業機械工業会『価値創造型ものづくり力強化に資する 協調型フロントローディング設計支援技術開発に関する調査研究』報告書
https://jsim.or.jp/pdf/publication/a-1-55-00-00-00-p22.pdf (平成19年3月)

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