三菱重工パワーインダストリー POWER of Solution

事業用ボイラー

読み仮名:ジギョウヨウボイラー

事業用ボイラーは、主に電力会社やIPP(独立系発電事業者)が大規模な発電を主目的とする大型の装置です。発電した電力を電力系統へ供給し、広範囲の電力利用者に販売することを目的としています。これは、工場や施設の自家消費を主とする産業用ボイラーとは異なります。

火力発電所において、石炭、天然ガス、石油などを燃料とし、高温・高圧の蒸気を大量に生成。この蒸気で蒸気タービンを回し、発電機を駆動させて電力を生み出します。構造としては水管ボイラーが主流であり、発電効率の向上と環境負荷の低減を目指して、超々臨界圧ボイラーやIGCC(石炭ガス化複合発電)といった高効率技術も導入されています。

事業用ボイラーは、日本の電力供給を支える基幹設備の一つであり、その安定運転は社会インフラの維持にとって極めて重要です。

出典

一般社団法人日本ボイラ協会ウェブサイト「基礎知識」
https://www.jbanet.or.jp/faq_cat/basic

経済産業省 資源エネルギー庁ウェブサイト「電気料金及び電気事業制度について」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/

国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構ウェブサイト「石炭をガス化して高効率化を実現『石炭ガス化複合発電(IGCC)』」
https://www.nedo.go.jp/media/practical-realization/201306igcc.html

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